教職員の人事・服務に関するご相談、企業でのメンタルヘルス研修 埼玉教育サポートセンター

不登校

高校へ行けなくなった日

ゆりかもめ
楽しく高校生活を送っていたはずの子供が、いつからか休みがちになり、通学できない状態になる。
ほとんどのご家庭が、自分の子はそうなるはずがない・・・と思われることでしょう。

しかし、思いもしなかったときに、そういった現実に直面することもあります。

高校へ行けなくなる理由は様々で、子供、家庭の数だけ、それぞれの事情があると言ってもいいほどです。

家族だけで悩み、決心して誰かに相談してみる。
大概の場合は、「何とか今の高校へ戻れるように」と助言があります。

それを実現するためには、子供自身はもちろん、保護者、担任、学校それぞれが、適切な対応を根気強く続ける必要があります。
ここで難しいのは、適切な対応というものが、事例ごとに異なることです。

もちろんセオリーはあります。
しかし、子供が悩むに至った原因はそれぞれ異なり、その根本にある心配なり不安を取り除いていかなければなりません。

偉い先生の意見や、書物に書いてあることも大切ですが、それを金科玉条のように守り過ぎると、大切なものを見失う場合さえあります。

そしてもし、どうしても高校生活を続けられない結果になってしまったとしても、それが絶望ではありません。
いろいろな生き方はあるし、もう一度高校生活をやり直したいなら、転編入という方法もあります。

転編入は、一定の条件を満たしている場合に可能となりますが、「その他特別な事情がある場合」という運用をしているところも多いので、個別具体な例により、諦めずに対応していくことができます。

5月の連休が終わり、夏休みが近付いてくるこの時期。
子供も不安定になりやすいときでもあります。

高校在校時の不安や、中退したけれどもう一回やり直したいという方々のため、私達は誠実に対応していきます。

不登校への対応で学校が気を付けること

八重の桜
全国で13万人をはるかに超えるとされる不登校の児童・生徒ですが、まず「不登校」とは、どういった状態を定義しているのかを簡単に整理してみましょう。

・年間30日以上欠席した者(病気や経済的理由に起因するものを除く。)
というのが大筋です。

病気や経済的理由を除くとする中で、不登校に至る直接の原因とされているのは、多いものでは「学校生活に起因」で、友人関係、教師との関係、学業不振、部活動不適応・・・などがあげられています。

また、不登校の児童・生徒への対応について、文部科学省は、教師が不登校児に会えているかどうか?をデータとして公表していますが、この部分には、学校として十分な配慮と英断が必要だと考えています。

このようにデータ化し、分析することは非常に大切なことですが、これを受けて学校現場が、過度に「会わなくてはいけない」と、思い込んでしまうことには、やや危惧しています。

もちろん、教師が児童・生徒と会い、実態を把握し、手を差し伸べることは大切ですが、子供の状態はケース・バイ・ケースであり、ただやみくもに「会わなくちゃ」と学校側に焦りが出ることは避けたいところです。

子供によっては、学校からの過度な連絡が心の負担となり、更に症状を悪化させることもあるでしょう。
十分な見極めが必要です。

ただし、不登校となる児童・生徒の場合、その原因が「虐待」である場合も少なからず存在し、この発見が遅れると、事態は取り返しのつかない場面となってしまいます。
虐待の場合、最も発見できる可能性があるのは、学校、教師であるため、家族との対話の中で、不振に思える点などには、十分留意が必要となるでしょう。

「不登校」と一括りに考えてしまう方々も多いと思うのですが、主な事例だけを見ても、その原因は千差万別です。
それぞれのケースにより、学校が適切な判断と対処をすることが期待され、その役割は、現在の学校教育にとって、実に重要なものとなっています。

不登校やひきこもりに子供がなったとき

桜の季節
親にとって子供は宝。
愛おしく、何ものにも代えがたい存在です。

我が家の子が、不登校やひきこもりになると予想している親はいないし、だからこそ、自分達が直面したときには当惑し、どうしていいのか?さえ分からず悲嘆に暮れる毎日にもなりますよね。

これまでも何度か書いてきましたが、大切なことだと思うので、繰り返しますが、そういった状況になったとき、多くの方々は、誰にも相談できず、家族だけで解決しようとします。

相談できないというお気持ちも、痛いほど分かります。
しかし、いつまでも、どこまでも、家族だけで抱え込むことは、非常に困難を伴うし、孤独感も実に深いものがあります。

埼玉教育サポートセンターを設立した強い思いの中に、そういったご家族のために何かをしたい!という気持ちがありました。

誰かに、心のままに、愚痴でもいい、話をすることで、悩みを共有でき、少しでも気持ちが和らいでゆく。

不登校やひきこもり、これは特別なものだと考えず、大騒ぎせず、あたたかい眼差しで、子供達を見守っていきましょう。
焦りは禁物です。

私は、これからも、不登校やひきこもりで悩むご家庭のために、少しでもお役に立てるよう、ヒントになるであろうことを書き続けていきたいと思っています。

子供の幸せ、家族の笑顔を取り戻すために。

不登校を救うにはマニュアルだけでは不十分

桜の蕾
近年特に、社会問題化している不登校ですが、平成24年度の文部科学省のまとめによれば、不登校とされているのは、小中学生で112,689人。

小学生では、318人に1人(0.31%)で、中学生では、39人に1人(2.56%)とされています。

一概に不登校といっても、どう捉えるか?で、この数値は大幅に変わってしまうものではあります。
文部科学省では、年間30日間以上の欠席があったものを不登校としており、「病気や経済的理由を除く」という定義です。

分かり易く言えば、29日間、学校を休んだ場合は、不登校にはカウントされないということです。

課題を取り仕切る役所なりが、大規模な組織になるほど、打ち出す施策は、概論的になるのは否めません。
多くの人々すべてに向けて発信し、理解を得ようとするわけですから、それこそ教科書的になってしまうのです。

日数カウントの問題もそうですが、不登校といっても、その背景には様々な原因やきっかけが存在します。

いじめ、教職員との関係、学業不振、部活動、友達関係、家族との関係などなど。

原因が千差万別なのですから、対応もその数だけは最低限用意されていなければ、解決には至りません。

しかも、経済的理由を除いていることには疑問を感じます。
大人の自殺者を見ても、経済的に行き詰ったケースが非常に多く、それくらい家族として苦しみの中にあるのですから、経済活動を営んでいない小中学生だとしても、よくよく見てあげねばなりません。

不登校の背景にあるもの、データはもちろんしっかり取る必要があります。
しかし、最も重要なのは、そのデータをもとに、どんなアクションを起こすかに尽きます。

教育行政に携わる者、学校の先生は、決して評論家であってはなりません。
優れた実務家であり、柔軟な対応能力も求められるのです。

しかし、悲しいかな、あまりにも大きな組織だと、一人ひとりへのケアまではできないと最初から諦めてしまっているのではないか?
数字だけを見て、去年より減少した!とか、マクロで捉える傾向は、常にかわらぬ体質でありジレンマです。

100人いれば100とおりの悩みがあり、100とおりのケアが必要なのです。

県庁時代、どれだけがんばっても、現実的に個々をフォローすることは不可能だった。
私は、今こうして、自由な環境に身を置きました。

ご縁あって、私にご相談をもちかけられたなら、その一つに全力投球して、必ずやご家族共々笑顔を取り戻したい!
誰かがやらねばならぬなら、私がやろう!と決意し、埼玉教育サポートセンターを立ち上げた次第です。

大丈夫。
必ずよい風が吹いてきますよ。

子どもが学校へ行けなくなったとき、家族はどうしたらいいのか?

土いじり
ある日、子どもが学校へ行かなくなった。
親とすれば、「どうした?何かあったの?」と声をかけ、とにかく学校へ行ってきなさいと言う。

子どもが学校へ行くことを拒み始める理由や背景は様々で、一概に言うことはできないし、すべてのケースが教科書、マニュアル通りの対応で何とかなるというものでもありません。

親に課せられた応用問題ともいえるでしょう。

実際、親が声をかけることで、すぐに学校へ行ける子どももいますが、学校へ行けなくなったという状態になるまでに、長い時間の中で子どもなりに苦しみ続けてきたというケースもあります。

親になら正直に話せる子どももいる一方、親だからこそ本当のことが言えないという場合も多いので、子どもの苦しみには、どんな背景があるのか?ということを知るには、苦労を要します。

気を付けたいのは、子どもが見せる表面上の顔つきよりも、実は長く深く悩み続けてきたというケース。
この場合には、親子で話し合ったから、明日から学校へ行ける・・・と、それほどシンプルなものでもありません。

おそらくは、たくさんの時間の中で、学校へ行けなくなる状態へ辿り着いたのでしょうから、回復させ元通りに通学できるようになるためには、同じくらいの時間をかけて、子どもの心を癒してあげる必要もあります。

どんな状況下でも、常に子どもを信じてあげられるのは親だけだと言ってもいいでしょう。
焦らず、じっくり、ゆったりと子どもと触れ合い、静かな環境の中で、時間をかけて、子どもの心を和らげ、開いてあげてください。

ひきこもりにも様々な状態がある

梅一輪
おはようございます。
今日の関東は、青空が広がっています。
朝の深呼吸は、心身にとてもいいそうです。

ふっと息をはき、たくさん新鮮な空気を吸ってみてください。

これからも書いていきたいと思っているテーマのひとつに「ひきこもり」があります。
今回は概論的に、手短に書いてみたいと思います。

ひきこもりと言っても、すべてが同じ状態ではなく、様々な症例があります。
統計では、20歳代が非常に多く、また男女比では、男性のほうが多数であるというデータもあります。
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子どもが学校へ通えなくなったとき

ゆっくり歩く道
おはようございます。
昨日からの雪。地域によっては、強い風を伴った雨になっているところもあるそうです。
外出される場合には、どうぞご注意ください。

ある時から子どもが学校を休みがちになり、その後通学ができなくなるケース。
親心は悲しみと戸惑いの中で揺れ、どうして?と悩みます。

そして、ほとんどの場合が、誰にも相談することなく、家族だけで背負おうとしてしまいます。
これは、非常に苦労や辛さを増幅することとなります。
ただし、親の情として、子どものことは内密にしたいという気持ちもよく理解できます。
(さらに…)