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博物館・美術館

歴史と民俗の博物館 井上尚明氏のインタビューを掲載しました

井上さん導入部
かつて、夏目漱石や正岡子規も訪れたことで知られる大宮公園。
その中に、歴史と民俗の博物館はあります。

当博物館で、10月11日から、秋の特別展「甦る鉄剣」が開催されています。

そこで、本日、この特別展を担当された井上尚明さんからお話をうかがってきました。

わくわくするような物語が、そこにはあります。
ぜひ、ご覧ください。

特別展オープン時のご多用中、こころよくご協力くださった井上さんに、厚くお礼申し上げます。

インタビュー全文は、下記からご覧いただけます。
特別展「甦る鉄剣」に寄せて

「甦る鉄剣」本日オープン 歴史と民俗の博物館

特別展導入部看板
さいたま市内(旧大宮市)に位置する大宮公園。
桜の名所としても知られるこの公園は、歴史ある場所で、旧き時代には、多くの文豪が訪れた地としても知られています。

この大宮公園内にある埼玉県立歴史と民俗の博物館で、本日から秋の特別展がスタートしました。
「甦る鉄剣」

メインとなる展示は、埼玉古墳群、稲荷山古墳出土の国宝・金錯銘鉄剣を復元したものですが、これがただの復元ではありません。
現存する鉄剣は、当然、経年の味わいと申しますか、錆が付いた状態で発見されているわけですが、これを作られた当時の姿に戻そうという一大プロジェクト。

眩しいばかりに輝く鉄剣が甦ったというわけです。
完成に要した歳月は、何と7年間ほどに及ぶとも。

この鉄剣復元に携わった方々は、現代を代表する名匠達で、魂の作品と言っていいでしょう。

展示は、鉄剣を中心としつつ、1500年前あたりの時代に、どういった甲冑や埴輪が作られていたかも教えてくれます。
古墳時代から、かなりの技術と美術センスがあったことも、よく理解できます。

考古ファン、刀剣ファンならずとも、ぜひ観ておきたい特別展ですね。

この特別展は、11月24日まで開催されます。
太古の時代の輝き、その歴史をひしひしと感じる空間が、すぐ手に届くところに現れた・・・・という感慨をもって拝見した次第です。

復元住居と猫

古代ロマンへといざなう埼玉古墳群

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今日は、埼玉県北にある行田市、埼玉古墳群に立ち寄ってきました。

古墳公園内にあるさきたま史跡の博物館の書上館長にお話をうかがい、歴史って本当に面白いな~と実感。

埼玉古墳群には、何度も訪れていますが、書上さんに説明してもらうと、さらにロマンを感じ、興味津々。

というわけで、今回は、埼玉県立さきたま史跡の博物館、書上元博館長に、いろいろとお話をお聞きし、インタビュー・ページに公開いたしました。

・古墳に隠された謎、ミステリー
・県立の博物館はどうあるべきか?
・地元市が望む世界遺産登録への現状と展望
など。

今日も、とりわけ暑い日になりました。
そんな中、強い日差しを浴びながら、古墳公園内を案内してくださった書上館長に、心からお礼申し上げる次第です。

書上館長のインタビュー全文は、下記のリンクからご覧いただけます。

「埼玉ならではの価値の発見を」

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小宇宙

盆栽美術館
仙台に弟が住んでおりまして、あの震災のときには、随分と連絡が取れず心配したものでしたが、おかげさまで無事にて、年に数回里帰りしてきます。

先日も戻ってきたので、さいたま市(旧大宮)にある盆栽美術館を案内してきました。

写真撮影オッケーなのは、屋外展示のごく一部ですが、素晴らしい盆栽がたくさんありますよ。
「美術館」としたのがミソだそうで、屋内展示では、ライティングなどにも気遣っている様子がうかがえます。

盆栽を見る度に、狭いスペースの中に果てしない世界を感じます。
その様は、まさに小宇宙。

人間の躰も一個の小さき存在ですが、それぞれの人の中に偉大なる宇宙が拡がっている。
奥深くも神秘的な世界。

そう思うと、盆栽も人間も、歳月をかけ丹精を込めて味わいを奏でるものだと実感します。

どれも命。
大切にしたいですね。

博物館と立地 単体として考える時代は終わる

歴史と民俗の博物館外観
埼玉には大宮公園という場所があります。
実は長い歴史をもつ公園で、旧くは文豪達が数多く訪れた場所でもあります。

その大宮公園の一角に、歴史と民俗の博物館はあります。
「埼玉県立博物館」として運営されていたものが、県の施策により再編整備され、平成18年度から歴史と民俗に特化した博物館として生まれ変わったものです。

写真でお分かりのとおり、この一帯には松の巨木が広く一面を飾っています。

あまり知られていないのですが、埼玉のこの一帯は海だったのですね。

やがて陸地となり、弥生人達も居を構えるように。
だから、この博物館の敷地内には弥生式住居跡が残っています。

博物館の立地を考えるとき、交通の便は重要なポイントです。
一方、史跡があった場所を選び、しっかりと残すという考えもありますし、その立地を決めるには、さまざまな要素をもとに検討されます。

海外では、博物館を中心にした街づくりがされている例もありますが、それは文化都市としての発信力も持っています。

まだ、日本では、そこまでの意識は醸成されていませんが、博物館単体で設計を考慮するのではなく、街、都市としての青写真を描けたらいいですね。

いまや、博物館という単体だけで考えるだけでは不十分だし、文化の香り高い街づくりの中核としての存在たることが期待されます。

埼玉県立川の博物館 久しぶりの訪問とこれから

川の博物館
今日は、寄居にある’川の博物館’へおじゃましてきました。

ずっとお世話になっている学芸員さんがいるので、表敬訪問を兼ねて、意見交換。

川の博物館は、荒川をテーマにしたもので、川の一生を表現した施設といっていいでしょう。
水が生まれ、川として流れ、海へ辿り着くまで。

この博物館が再編(大規模リニューアル)するとき、担当として携わり、地元との調整などをした経験があるので、久しぶりの訪問は、感慨深いものがありました。

このあたりには、昔から続く料理屋さんがあり、夏になると川の流れを眺めながら、アユづくしのメニューが味わえます。

現在、埼玉県立の博物館として唯一、指定管理者制度が導入されています。
一時期は、「指定管理者制度こそ正しい」という論調も多かったと思いますが、昨今は、じっくり見直そうという空気になっているように感じます。

指定管理者制度も万能ではないし、ぴったりと合うもの、自治体直営で経営したほうがよいものと様々です。
この制度も導入されてから年数を経てきており、実績や評価も徐々に定まってくることでしょう。

今後、博物館の在り方を考えるうえでも、機会を設け、ここでも触れていきたいと思います。

ピカソの陶芸 埼玉県立近代美術館

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今日は、朝から浦和方面へ出かけ、県教委の課長さん方々を訪問。
帰路には、埼玉県立近代美術館へ立ち寄ってきました。

現在、美術館では、「ピカソの陶芸 地中海にはぐくまれて」という企画展が開催されており、展示を堪能させてもらいました。

改めて、ピカソという人は、陶芸もたくさん残していたのだな!と実感する日に。

この企画展は、5月18日まで開催されていますので、お好きな方はご覧になってはいかがでしょうか。

また、美術館がある北浦和公園では、まだ花を楽しむ方々の姿もあり、噴水と共に流れる音楽が心地よく響いておりました。

美術館と公園がセットで楽しめるのは、いいものですね。

心あたたまる時間を過ごさせてもらい、有難く思っております。
皆さんに感謝です。

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美術館・博物館にも物語を

休憩椅子
美術館、博物館といえば、良質な文化に触れ、周辺を歩き、お茶を飲みという楽しみ方があります。
いい美術館や博物館は、鑑賞を終えた帰り道に、「よかった」という思いにさせてくれますよね。

これらの文化施設は、いろいろな役割を担っています。
最も身近なものは展示だし、その他にも体験コーナー、図書室、収蔵庫の管理、調査・研究、教育・学校支援などなども実施しています。

今回は、展示について若干ふれてみたいと思います。

多くの方々は、お目当ての展示物を目的に足を運ぶと思うのですが、メインの展示物をエースだとすれば、それを取り囲むチームメイトがたくさんいます。

よい美術館、博物館かどうか?を簡単に見分けるには、展示室までの導線、展示室へ入ってからの導線がしっかりしているか?を見てみればよいでしょう。

導線がしっかりしており、お客さんの目線まで計算に入れた展示の仕方をしていれば、その展示はよく練られたものだといってよいと思います。

いくら素晴らしい作品、展示品があふれるほどに沢山あっても、その配置に何の工夫もなければ、展示としては成り立ちません。

簡単に申し上げると、展示室あるいは館内を通して「一貫した物語」が繰り広げられているか?が、よい展示とそうでない展示の大きな分かれ目です。

昨今、財政難の時代となり、新しい作品等を購入することは、非常に難しくなっています。
ゆえに、他館あるいは外国から借りてきて、それをアレンジする展示が増えているわけですが、これこそ、見せ方、並べ方といった物語性という生命をいかに注入できるか?
ここにすべてがかかっているといっていいでしょう。

そして、その点をチェックすれば、良い美術館、博物館であるかは、ほぼ分かってしまうというものです。

これからの博物館の役割とは

江戸東京博物館
今週の火曜日、久しぶりに両国の地を訪れました。
天気にも恵まれ、のんびり散歩もしながら東京江戸博物館を視察。
ここへ立ち寄るのも数年ぶりのこと。

江戸博の特徴は、常設展の規模が大きく人気が高いこと。
一部を除いては、写真撮影もオッケーなので、ここでご紹介したミニチュアなどを写すのも面白いですよ。

私、数年前に、県下すべての博物館の在り方を抜本的に見直すという仕事をしていたのですが、昨今の博物館や美術館の経営や事業内容は、今後へ向けて大きな見直しを図る時期に来ていると考えています。

博物館、美術館でも、公立と私立によって随分と異なりますが、特に公立施設については、多くの課題が山積しています。
〇予算規模縮小の中における経営の方向性
〇学芸員の高齢化、後継者不足
〇公の役割とは何なのか?という問いへの答え
などなどです。

従来は、観覧料(入館料)収入をメインに捉えていたと思うし、ほとんどの博物館、美術館がいまもって変化がないのだと思います。
実際、観覧料に頼るやり方では、今後は維持することが難しくなることでしょう。

付加価値のある収入源の創出・確保と利用者へのフィードバック。
この部分を真剣に考えていかなくてはならないし、学芸員の年齢構成を顧みても、もはや時間はあまりありません。

施設運営者サイドからすれば、厳しい冬の時期といえるかもしれません。
そこで、むしろ発想を逆転させて、予算や人材が厳しいからこそ、斬新なアイディアを出すチャンス!と捉えたらよいですね。

皆から愛され、多くの人が行ってみたくなるような博物館、美術館の誕生を楽しみにしています。