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地方公務員・教職員の病気休職からの復職について 難しい復職時期の判断

地方公務員・教職員の病気休職からの復職について 難しい復職時期の判断



すっかり秋めいてまいりましたね。
時には肌寒い日もあったりと。
どうぞ皆様、ご体調には、くれぐれもご留意ください。
今回は、地方公務員、教職員に関する病気休職からの復職のことについて、ちょっと触れてみたいと思います。

長く努めていれば、体調を崩すこともあるかと思います。
病気になることもあれば、怪我をすることもあろうかと。

傷病により勤務が難しくなった際には、有給休暇のうちのひとつである病気休暇を取得することが一般的です。
もちろん、年休を取得することも可能ですが、この場では、比較的長引く傷病のケース、特にうつ症状などによる精神疾患に焦点を絞って、話を進めていきたいと思います。

以前も触れたことがあるのですが、病気休暇と休職では、その性質がまったく異なります。
病気休暇については、前述したとおり有給休暇であり、一方の休職(復職も同様)は、法律に基づく人事事項となることから、任命権者の発令がなされます。

よって、休職に入る際にも、職場復帰(復職)する際にも、任命権者が判断(命令)をするという形態を取ります。

まず、休職及び復職については、各自治体に置かれた健康診査会などで審議され、その意見を元に任命権者が発令するわけですが、実質的には主治医の診断書が重視されます。

一方、復職についても、主治医の診断書は重要な判断材料となりますが、現実をみると、精神疾患からの復職の場合は、簡単にいかないケースも時折見受けられます。
何より、ご本人のご健康が、しっかりと勤務に耐え得るか?を判断するのは、難しい作業だと言っていいと思います。

うつ症状などの精神疾患は、再発をすることもあり、治ったと思ってはいたものの、まだ完全ではなかったという場合もあることは事実です。

そういった中、現実に何が起こっているかと申しますと、復職はしたものの、やはりフルタイムの勤務を毎日続けることは厳しく、そんな中無理を重ねて、更に病状を悪化させてしまうというものです。

よって、復職をするという判断をするタイミングというのは、実に難しい側面を持っています。

ただ、これもまた難しい側面があるのですが、あまりに復職を怖れることも良い結果を招かないこともあります。
ここの塩梅を見ることが、とても大切ですね。

理想的には、自分やご家族だけで抱えるのではなく、相談が出来る人を持っていれば、気持ちも楽になっていくことでしょう。

ひとつ言えるのは、復職をする際には、主治医とよく話もし、自分の状態をしっかりと伝えておくことだと思います。

また、復職してからの焦りも禁物です。
準備運動も出来ていない状態で、いきなりトップスピードで走ったら、息切れしてしまうことに似ていますね。

そんなとき、職員が安心して勤務していけるように、職場側も配慮をすることは、とても大切なことだと思います。

精神疾患の場合には、前述したように、一度回復をしたものの、再発をするケースもあることから、病気と上手につきあっていくという考えも大切だと考えます。
調子が悪いときには、それを受け入れて、上手に流していく・・・。
とにかく、自分はダメだなどと考えず、これも個性、これも才能だと思ったほうがよいと思うのです。

精神疾患からの復職については、多くの自治体で、準備出勤とかリハビリ勤務と呼ばれる訓練をすることが一般的です。
ここも、あまり心配されず、自然体でのんびり臨まれることが大切だと思います。

休職、あるいは復職については、お一人、お一人で状況は異なることから、何かご心配なことがあれば、ご遠慮なく当センターまでお問合せください。

皆様が、笑顔で日々を過ごせることを、心から願っております。

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