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先生の病気休暇 断続的な取得には注意も必要

先生の病気休暇 断続的な取得には注意も必要


紅梅
どんな職業でもそうですが、日々元気に働けることが一番で、体調を崩してしまったときには、「仕事へ行かなければ」という思いもあいまって心の負担にもなります。
特に教師という仕事は、毎日教壇に立ち、生徒と会い向かうわけですから、自分が好きなときに休暇が取れないという現実もあることでしょう。

精神疾患による体調不良を起こした場合には、数日休めば症状が改善する場合もあるでしょうが、それはごく稀で、回復するまでには、ある程度の期間を要します。
どうしても無理そうなときに時間単位で休暇を取ったり、通院のために休暇を取得する形が多い。
時間単位の年次休暇も、長い間には累積し、取得可能日数が足りなくなるケースも生じます。

そういったケースは非常に多いので、今回は、有給休暇たる病気休暇について記述すると共に、その留意点を述べてみたいと思います。

公立学校の教職員を例にとってご説明します。
まず、地方公務員の勤務時間は「条例で定める」とされ、さらに休暇等の手続きは規則や服務規程などに基づき運用がなされます。
各自治体によって、表現上のことなど、多少の違いはありますが、取扱はほぼ同様と考えていいでしょう。

さて病気休暇。
休暇のひとつですので、有給休暇となります。
たとえば、通院などのために1日あるいは時間単位での取得も可能ですが、決裁権者が必要とし証拠書類を示すように・・・とした場合は、病院の領収書や処方された薬の袋を提示する必要があります。
(ただし、こういったケースは、よほど学校と本人の信頼関係が薄くなければ、ほとんどありません。)

一方、「〇日以上の病気休暇の場合は、医師の診断書を」とされ、原則として休暇を願い出る際に主治医の診断書を添えることとなります。
通常、この手続きをし、あとは療養・回復に努めればよいのですが、精神疾患の場合、一度回復に向かったものの、ふたたび体調を崩すというケースも現実に多くあります。

それぞれ個別の状況により、判断は必要ですが、医師の診断に基づき、再度療養ということになります。
ここで注意したいのは、比較的短期間の病気休暇を断続的に繰り返すことです。
職場にとってやり繰りが難しくなるという側面もあるにしろ、何より本人にとって非常な重荷となるからです。

というのは、断続的に休まざるを得ないということは、完全には治癒していない状態で復帰してしまったことになります。
ご自身の健康を取り戻すことを考え、また職場との良好なコミュニケーションを保つためにも、医師とよく相談して、休暇の期間を考えることをお勧めします。

こういった事案は、特に昨今では増えてきております。
ご不安もあることでしょう。
貴重な存在たる先生方が、お元気で、また体調を崩されたときは安心して療養できますように。

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