講演,研修の講師,カフェ・ミーティング 埼玉教育サポートセンター

教育委員会

白岡市教育委員会さん主催の研修講師としてお世話になりました


皆さん、こんにちは。
今日の埼玉は、ほんのりとした青空のもと、気候も過ごしやすく、うたた寝をしたいような陽気となっています。
窓の向こうには、柿の木の緑葉が揺れる姿が見えています。
さて、昨日5月18日(木)は、埼玉県白岡市教育委員会さん主催の研修会にて、講師としてお世話になりました。
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教職員の人事異動手続は人事異動希望調書の提出から

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9月に入り、早いもので1週間が過ぎましたね。
この時期は、ちょうど教職員の人事異動事務がスタートする時期でもあります。
一般行政等の地方公務員と比べますと、学校に勤務する教職員の人事は、若干早めの動きとなっているのが実態です。

今回は、そのはじまりとなる人事異動希望調書の作成及び提出について、若干触れてみたいと思います。
たかが調書と考えていると、後々難しい状況になることもありますので、その記入には注意が必要となります。
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義務教育界の体質とこれから求められるもの

橋
子供の健やかな成長、質の高い教育が重要だ・・・・という意見に反対する人は、まずいないだろうと思います。

また、それを実現するために、よく言われるのは、「学校、家庭、地域」の連携です。
たしかに、この3つが協働して教育に取り組まないと、大きな成果は望めない。

いずれか一つが突出したり、どれか一つが欠けても上手くいかず、結果的に子供達の教育に悪影響を及ぼすことになってしまいます。

私はこの、学校、家庭、地域の連携の推進にブレーキをかけている要因のひとつが、義務教育界の体質にあると考えています。

小中学校の先生、一人ひとりは、一生懸命にやっている。
しかしながら、舵取りをする幹部・・・実態のない組織、慣習が、進化を妨げているように思えて仕方ないのです。

高校の状況と異なるのは、義務教育籍で教育委員会などに勤め、幹部の席に座る人は、地元の名士的な人が多く、地元に人脈があるものだから、現役を引退した後も、いろいろな形で影響力を行使する。

また、義務教育界の場合は、あまりにも先輩、後輩の上下関係が顕著で、いつになっても後進に道を譲ろうとしない。
歴史の言葉に例えれば、院政ですね。

時間は常に流れ、時代は変わります。
今、この時に起こっている状況に対応するには、新しい人材、若い力が必須なはず。

嘆かわしいのは、教育行政のうち、家庭教育や社会教育に携わる多くが、義務教育畑の人であること。
即ち、各種協議会などの役員、委員として居座り、なかなか席を若手に譲ろうとしない。

この義務教育界の体質を思い切って改善しない限り、新しい時代を乗り切る英知は生まれないことでしょう。

学校、家庭、地域。
この結びつき、協働を推進するためには、まず義務教育界の体質を抜本的に改革する必要がある。
私は、そう思っています。

今、教師に何が起こっているのか?

春と桜
先日のこと。
「保護者向けの講演テーマでお勧めをいくつか教えてほしい」とのご要望をいただき、何項目かのご提案をしたのですが、その中にあえて、こんなテーマを入れておきました。

「今、教師に何が起こっているのか?」

学校教育を取り巻く環境の変化、教師が担う役割、事務量の増加・・・・。
さらには、保護者や子供との接し方に悩む教師達。

全国的にも、多くの先生方が、うつなどの精神疾患にかかり、長期休職を余儀なくされ、退職を選択するケースも少なくありません。

この現実を学校の管理職や教育委員会だけで収めるのではなく、保護者の皆さんに知ってもらうことが、結果的に子供達の教育環境を良くするものだ・・・と、考えているからです。

学校、家庭、地域が連携し、子供達の健全な成長に寄与していく。
このことに反対する人々は、まずいないことでしょう。

しかし、実際には、この3者の間で、良い関係性が築けているか?は、甚だ疑問です。
お互いが歩み寄り、それぞれの役割を果たしつつ、結果としてよりよい教育が出来る環境をつくる。
そうあるべきだと思うのです。

そのためには、教職員が直面している課題、危機について、保護者も理解を深めることが大切である。
そんな思いから、あえて研修テーマに入れた次第です。

理想の姿になるには、長い歳月がかかるかもしれません。
しかし、小さな一歩でもいいから、どこかでスタートさせなければ、何も変わりません。

すべては、子供達のためであり、明るい未来のためである・・・・と、私は考えています。

教師を辞めたいと思うとき 難しくなる保護者への対応

つぼみ
どんな種類の仕事に就いていても、長い間には辛いこともあれば、「もう辞めたい」とまで考えてしまうことも、一度や二度はあることでしょう。

学校の教師、先生達も例外ではありません。
むしろ、現代は非常に危機をはらんでいる時代だと言っても過言ではないほどに・・・。

教師を辞めたいと考える方々の多数は、その理由に保護者との対応に疲れ果てた・・・というものがあります。
クレーム。それも言われなきことに関する執拗な非難、批判。

本来、理想的な姿は、学校と家庭が良きパートナーであること。
多くの家庭は、「そうありたい」と思っていることでしょう。

しかし、一部の心無き保護者は、まるで自分のストレスのはけ口を先生相手にぶちまけているかのような様相です。

怒鳴るだけではない・・・。
ほぼ毎日のように長時間に及び、教師の人格を否定するような、まるで陰湿ないじめ状態も実在します。

これでは、いくら気持ちを強く持った先生でも、やがては心身共にまいってしまいます。

私がご相談を受けたケースでは、保護者のやっていることが、あまりにひどかったので、録音しておくようお願いしました。
何本にも渡る音声データ。

正直に言って、ここまで来ると警察の範疇と思えるものでした。
脅迫、公務妨害、行政への暴力・・・・。

(このケースは、警察を入れることなく、よい方向で解決させていただきました。)

先生といえど人間です。
さらに、大多数の先生は、一生懸命に日々がんばっている。

そこを理解せずに、根拠無き悪質なクレームを繰り返し続ける一部の保護者のために、多くの先生が苦しんでいます。

退職は思いとどまったものの、うつ状態となり傷病休職に入るケースも少なくありません。

学校の役割の最たるものは、子供達の成長を助け、学びの場として活動していくことです。
たとえば一組の親のために、他の児童・生徒達の授業が犠牲になっていく・・・・。

こういった負のサイクルは、何とかして断ち切らなければいけません。

子供達にとっての幸せは、学校が明るく過ごしやすいことであり、そのためには先生が健康で元気にいてくれることが重要です。

どこかで誰かが、思い切った打開策を施さない限り、先生を守ることは難しいし、結果的に子供達の不幸へと繋がります。
私達が行っている活動は、まだまだ小さなものです。
しかし、いつか必ず全国の先生方へ笑顔の種を蒔けることと信じています。