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埼玉発~全国へ 教育インタビュー 池田 梨子 埼玉県立大宮高校 主事

s大宮高校正門桜 有識者やがんばっている若者達を紹介する教育インタビュー。

第11回は、埼玉県立大宮高校に勤務されている池田 梨子さんにお話を伺ってきました。

【プロローグ】

埼玉県を代表する伝統校のひとつに埼玉県立大宮高校がある。

大宮高校はかつて、高校野球においても埼玉県を代表する実績を誇り、甲子園大会出場を果たすなど、文字通り埼玉野球史の一時代を築いたと言っていい。

以前から進学面でも非常に優れた実績をもっている高校だが、近年は益々学力向上の取組みが素晴らしく、いまや進学面において埼玉県を代表する名門校と呼べる存在になっている。

そんな歴史ある高校に、埼玉県立熊谷女子高校を卒業してすぐに、職員として着任した若者がいる。

今回ご紹介する池田 梨子さん。

2年前の春、つい昨日まで、女子高生として通学していた池田 梨子さんが、4月1日から教職員としての立場になった。

埼玉県庁の採用試験に合格し、高校の事務職として配属されたわけだが、この環境の変化を池田さんはどう受けとめたのか?

女子校生時代には、何を考え、どんなことに熱中していたのか?

今や、高校新卒で埼玉県庁へ入庁することが非常に厳しくなっている時代、池田さんがどんな気持ちで歩んできたか、今をがんばっているかについてご紹介したい。

口先だけじゃなくて・頑張ります!

          池田 梨子 埼玉県立大宮高校  主事

池田さん 正門そば

【女子校での3年間】

依田(聞き手):池田さんは、埼玉県立熊谷女子高校で学ばれたわけですが、いま振り返ってみて女子校での3年間はいかがでしたか。

池田:とても楽しかったです!

私は、どちらかというと中学生時代はおとなしいタイプだったのですが、高校生活では大切な友達もできて、行動力や挑戦力がついたように感じています。

態度がデカくなった?のかな(笑)

ある意味、度胸がついた!と言いますか、自由に、存分に何事にも取り組むことができました。

熊谷女子高校に入って、本当によかった!と思っています。

依田:女子校であることの良さを感じましたか。

池田:はい!それはとても感じています。熊谷女子高校に行っていなかったら、今の私はないかもしれないと思うほどに。

1461108759239 【高校時代の思い出】

依田:高校生活で、特に思い出に残っている出来事はありますか。

池田:軽音学部で活動したことや、女の子4人でバンドを組み、文化祭のステージに出たことですね。

私はドラム担当なのですが、3年生のときには体育館で演奏が出来て、みんなが盛り上げてくれたんですよ。

本当に嬉しかった!楽しかったし、大切な思い出です。

依田:ガールズバンドは花があるし、かなり盛り上がったでしょうね。

池田:みんな、本当にいい子たちで、すごく応援してくれたし、とっても気持ちよくできました。

それに、地元のライブハウスの企画イベントに主演も出来たりと、本当に楽しかったです!

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【就職しようと決めたきっかけ】

依田:高校を卒業後、埼玉県庁へ就職しようと思ったきっかけは、どのようなものでしたか。

池田:とにかく自分で働いて、しっかり自立したい!って思ったんです。

その気持ちがとても強かったことが、一番の理由ですね。

熊谷女子高校の場合は、99パーセントと言ってもいいほどの生徒が進学でしたから、周囲に民間企業の求人に関する情報が少なかったこともあり、公務員試験にチャレンジしよう!と決めました。

国家公務員、航空自衛隊、埼玉県庁と3つに合格したのですが、埼玉県を選ばせていただきました。

依田:埼玉県を選んだ理由は何ですか。

池田:いろいろな経験ができると思ったからです。

埼玉県の仕事は幅がひろいし、多くのことを学び、そこで働きたいって思いました。

いろいろな仕事に挑戦する中で、やりがいも生まれる!と考えました。

依田:池田さんのような人材が埼玉県を選んでくれて、私からもありがとう!と言いたいです。

池田:ありがとうございます。まだまだ知らない分野の仕事がたくさんありますが、どんどんチャレンジしていきたいです。

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【ライブが好き!】

依田:何か趣味があったら教えていただけますか。

池田:ライブへ行くことですね。

特に、邦ロックが好きで、たくさんのステージを観に行っています。

行きたいライブがあれば、一人でも行っちゃいますよ。

遠い場所ですと、松本や福岡へも飛んでいったことがあります。

依田:アクティブですね!でも、私自身も長年音楽を演っているので、その気持ちは分かりますよ。

池田:盛り上がることが大好きなんです。スタンディングで最初から最後までいっちゃいます!

依田:好きなアーティストのステージを観ると、自分でもプレイしたくなりませんか。

池田:そうですね。それはすごくあります。

特に、ドラムを叩きたくなっちゃうんです。

依田:池田さんがライブをされるときには、ぜひ教えてください。駆けつけますので。

池田:ありがとうございます!またライブができたらいいなって思っています。その節には、よろしくお願いします!

弟さんと一緒 成人式の記念に

弟さんと一緒
成人式の記念に

【大宮高校での2年間】

依田:新規採用職員として、大宮高校で2年間の勤務をされてきたわけですが、そのご感想をお聞かせください。

池田:周りの方々に本当に恵まれたと思っています。

無我夢中でやってきましたが、いろいろとアドバイスもいただき、自信がついてきたように思いますし、やりがいも感じるようになりました。

3年目に入り、仕事の流れが分かってきたこともあり、やるべきことが見えてきたようにも思います。

それに、自分から行動もできるようになってきたことが嬉しいですね。

これもみな、周りで助けてくださる皆さんのおかげだ!と、本当に感謝しています。

私もいつか、周りの人達を助けられるような人にならなければいけない!って思っています。

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【これから!】

依田:現在、就職されて3年目に入ったところですが、これからどんな仕事に携わってみたい!とか、何かご希望はありますか。

池田:いつかは、自分のアイディアを出せて、企画などができる仕事に就けたらいいなと思っています。

結果や成果が見えるものと言いますか、そんな仕事ができたら嬉しいです。

でも、まだまだ沢山知るべきこと、学ぶべきこともあるし、いろいろな仕事を覚えていきたいですね。

依田:仕事人生においては、良い時もあれば、そうでない時もあるかと思います。

もしこれから、良くない時にあたったときは、ぜひ長い眼で見て、必ず良い日が来る!と、大らかな気持ちでやってみてくださいね。

池田:はい!ありがとうございます!

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【後輩達へ】

依田:埼玉県庁へ進もうとしている高校生達に一言お願いいたします。

池田:はい。まずはぜひ、高校生活を充実させてほしいと思います。

もちろん勉強もする。ただ、それだけではなくて、人とのコミュニケーションも大切にしてほしいですね。

勉強をしっかりとしつつ、それに偏ることなく、バランスの取れた人となれるよう、そのためにも高校生活を充実させてほしいと思うんです。

依田:高校を卒業しての新規採用職員は、今の埼玉県庁にとって、とても貴重な存在かと思いますので、池田さんのご活躍を期待しています。

池田:ありがとうございます。

口先だけじゃなくて、しっかり頑張りたいと思います。

これから、高校を卒業して埼玉県庁へやって来てくれる人達のためにも、私自身が経験を積んで、いつかは私が先輩にしていただいたように、誰かの助けになれる職員になりたいです。

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【エピローグ】

池田 梨子さん。

あたかも心地よい涼やかな風が吹き抜けるような透明感に包まれている。

おだやかにして、優しい物腰の中に、秘めたる芯の強さを見るのは、私だけではあるまい。

聞くところによれば池田さんは、最初の給料が出た日から、ご実家に入れているという。

本人は、「ほんの少しですけど」と、謙遜されていたが、お母さんに自分が働いた報酬を渡すことに、少なからず自分自身、感慨を覚えたともいう。

埼玉県庁に新規採用職員として採用され、最初の配属先で、学校へと行くケースは多々あるが、言い方をかえれば、学校は人材の宝庫だということになる。

その一人が、間違いなく池田 梨子さんであろうと、私は確信する。

若き芽が、やがて大輪の花を咲かせることを祈って。

文末になったが、年度当初でご多用の中、こころよく取材を引き受けてくださった池田さんに心からの感謝を申し上げたい。

埼玉県庁はいい人材をもった。

このシンプルな言葉が、私が言いたいすべてに近い。

2016年4月

(取材と文責:依田 透)