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埼玉発~全国へ 教育インタビュー 古垣 玲 スポーツ振興課長
サッカーボール 有識者やがんばっている若者達を紹介する教育インタビュー。 第6回は、埼玉県 スポーツ振興課 古垣 玲 課長にお話を伺ってきました。

【プロローグ】

人が走る姿、流す汗に感動を覚えることがある。 「より速く、より高く、より強く」という言葉があるが、自らの限界に挑む姿が、見る者の心を動かすのかもしれない。

一方、健康な心身を育むため、生涯に渡り、生活の中にスポーツを取り込む人々の姿もある。

埼玉とスポーツといえば、サッカーを想起する方々が多いと思うが、実は、その裾野は広く、国体等の大会でも、各競技において全国屈指の成績をおさめている。

今回は、県教育委員会として、スポーツ振興について、どのような理念のもと、どんな取組が行われているのかをたずねるべく、スポーツ振興課への階段を昇った。

 

スポーツの力で県の活性化を

古垣 玲 埼玉県教育局 市町村支援部 スポーツ振興課長

011 【課長に着任して】

依田(聞き手):本年4月に、スポーツ振興課長に着任されたわけですが、ここ数か月のご感想をお聞かせください。

古垣:ひとことで言えば、「楽しい」というのが率直な感想ですね。 教育局では25年以上勤務していますが、実は、スポーツに関係する部署で仕事をするのは初めてなんです。

最初はとまどいもありましたが、スポーツイベントで子供たちが楽しそうに走り回る姿を見ていると、こちらまで嬉しくなってきて、「この課に着任できてよかったな」と実感します。

依田:課の雰囲気も良さそうですね。

古垣:とにかく前向きな課だと思いますよ。 スポーツを通じて県民の皆さんに笑顔を届けたい。そういった気持ちを持って、職員一人一人が「自立心」と「決断力」を持って業務に当たってくれています。

スポーツというのは、個人種目はもちろんですが、チーム種目であっても、最後は個々の選手が自分自身の判断でプレーを選択することになります。

例えばサッカーであれば、敵陣でボールを奪ったその瞬間、味方や相手の位置を確認し、いくつかある選択肢の中から自らの責任と判断によって、次のプレーを選び出し、行動に移すわけです。

スポーツをやっている人は場面場面で、その都度判断を求められていますので、自分で物事を決断する力が自然と身に付いてくるのだと思います。

当課の半数を占める指導主事は、実際にスポーツに取り組んできた体育の教員が中心です。幸いなことに彼らは、スポーツマンらしく、誰にも負けない自立心と、確固とした決断力を備えています。重要な判断は課長に相談してきますが、細かいことは自ら判断して対処してくれますので、大変助かります。

課の残り半分の行政職員も、指導主事の影響でしょう、萎縮することなく積極的に課題を解決してくれています。

そういう意味で、スポーツ振興課の課長は他の課長さんと比べて、楽な仕事なのではないでしょうか。

依田:「楽」というのは、わくわくする、歓びがあるという意味でもありそうですね。

a0002_001672_m 【古垣さんという人】

依田:スポーツ関係というと、たくさんの競技団体があり、大会やイベントなども多く、土曜、日曜も含め、なかなかお休みも取れない状況かと思います。 そんな中、限られた余暇で、楽しみにしていることがあったら教えてください。

古垣:趣味と言えるほどではありませんが、写真を撮るのは好きですね。

依田:どんなシチュエーション、被写体を撮影されているのですか。

古垣:散歩しながら、気に入った風景があればシャッターを切る。そんな感じです。被写体は、道端に咲いている花や、どこにでもあるような建物が多いかな。 そういえば依田さんとも、カメラ片手に浅草や柴又を散歩しましたね。

依田:あれは、いい思い出です。仲間達と下町を歩く。実に楽しかったですね。 私が出てくる写真は、門外不出でお願いします(笑)

1509666_821820367829428_5027277878113875516_n ところで、撮影でこだわっていることはありますか。

古垣:基本的には、本能の赴くままですよ(笑) こだわりがあるとすれば、きちんと構図を考えて写すということでしょうか。平凡な景色でも、フレーミングをしっかりすれば、ポストカードのように美しい写真になるものだと信じて、ファインダーを覗いています。

依田:お手本にしている写真家などはいるのですか。

古垣:横浜在住のフォトグラファーで鈴木知子さんという方がいらっしゃいます。もちろん面識はありませんが、ブログにアップされる写真を拝見するたびに、その構図の美しさにため息が出てしまいます。

依田:なるほど。鈴木さんのブログ、私もぜひ拝見します。

京都タワー 撮影 古垣氏

京都タワー 撮影 古垣氏

依田:仕事ではなく、個人的な趣味として、スポーツ観戦に足を運ばれることはありますか。

古垣:中学校時代に部活でバレーボールをやっていましたので、日本で開催される国際試合やVリーグの試合はずっと見てきました。世界と互角に戦えるレベルの試合を見たいので、男子よりは女子を観戦することが多いですね。

依田:特に注目している選手がいたら教えてください。

古垣:海外であれば、セルビアのブラコチェヴィッチ選手や、韓国のキム・ヨンギョン選手。ピークは過ぎてしまいましたが、イタリアのフランチェスカ・ピッチニーニ選手は、個人的に大好きなプレーヤーです。

国内の注目選手はたくさんいますが、2014-15シーズンはやはりVプレミアに昇格した上尾メディックスの選手たちでしょう。元全日本メンバーの荒木絵里香選手も加入しましたので、チーム一丸となって上尾旋風を巻き起こしてくれることを願っています。 地元埼玉のチームとして、熱烈に応援したいと思っています。

依田:上尾メディックスは、バレーボール愛好者の間では有名ですが、より一層、飛躍して、全国に名を知らしめてほしいですね。 余談ですが、私は、久光スプリングスの狩野舞子選手をずっと応援しています。いや、余計なことでした。

a0001_000909_m 【スポーツ王国埼玉】

依田:埼玉県には、西武ライオンズや、サッカーJ1の浦和レッズ、大宮アルディージャ、バスケットの埼玉ブロンコスといったプロチームがあります。古垣さんの目から見て、スポーツ県としての埼玉の位置づけは、どのように映っているのでしょうか。

古垣:プロチーム以外でも、男子ハンドボールの大崎電気、サッカーなでしこリーグの浦和レッズレディースやASエルフェン埼玉、女子バレーボールの上尾メディックス、女子ソフトボールの戸田中央総合病院などの強豪チームが本県を拠点としています。 これだけたくさんのチームがある県というのはめずらしいのではないかと思います。

それから、国体での活躍も見逃せません。 昨年の第68回国民体育大会では、冬季大会から本大会の総合成績は、天皇杯第3位・皇后杯第4位と好成績を納めています。

依田:県庁職員の川内優輝選手も9月に韓国で行われるアジア競技大会に向けて頑張っていますよね。

古垣:そうですね。県庁の同僚として、私も応援しています。

ここまでお話したトップチームや選手だけでなく、日常的にスポーツに取り組んでいる人々も本県には多くいます。 例えばスポーツ少年団は、登録団数では北海道に次いで全国第2位、登録団員数は全国1位です。

広い裾野があってはじめて高い峰が築かれると言われますが、その点からも、埼玉県は名実ともに「スポーツ王国」と言ってもよいのではないでしょうか。

だからこそ、埼玉県をより一層活力ある県にしていく上で、スポーツを起爆剤にしていくのが有効な手だてではないかと思っています。

009 【スポーツ振興とは】

依田:スポーツ振興の大切さ、必要性は、私も認識しているつもりですが、埼玉県教育委員会としては、何を目的として振興を図ろうとしているのか?その点について、教えていただけますか。

古垣:スポーツを振興する意義や効果といったものを押さえなければいけないでしょう。

ちょっと質問をしますが、スポーツを行うことの効果というのはなんだと思いますか。

依田:すぐに思いつくのは、健康づくりに役立つということですが、個としての鍛錬になると同時に、チームメイト、スタッフ、応援してくれる人達への感謝の気持ちを育むことなどではないかと思いますが・・・。

古垣:そうですよね。「心身の健康の保持・増進」は一番の効果と言えるでしょう。 さらに、青少年にとって、仲間や指導者との交流を通じて豊かな心や他人への思いやりを育むという効果があります。

また、スポーツが地域の一体感を醸成し、地域社会の再生に役立っているという側面もあります。大上段に構えれば、我が国社会に活力を生み出し、国民経済の発展に広く寄与するということも挙げることができます。

このスポーツの力によって本県を活性化して、県民の皆様の豊かな生活に結び付けていこうとするのが、スポーツを振興する目的だととらえています。

本県では「スポーツを通じた元気な埼玉づくり」を基本理念とした「埼玉県スポーツ推進計画」を策定し、全ての県民がスポーツに親しみ、幸福で豊かな生活を営むことができる社会の創造を目指しています。

a0001_001811_m 依田:たとえば、サッカーを例にすると、ベルギーは小さな国であるにも関わらず、ここ約10年ほどで、国としての育成方針を決め、いまや若手プレイヤーの宝庫とさえ言われています。 このベルギーがしたことは、まず初めに「指導者の育成であった」と聞いています。

トップアスリートを育てること、指導者を養成することについて、古垣さんのお考えをお聞かせください。

古垣:日本のトップアスリートが世界の檜舞台で活躍する場面を見ると、本当に嬉しくなりますよね。日本の人たちに夢や勇気、感動を与えてくれるという点でも、トップアスリートの育成というのは大切だと思います。

特に、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定した後は、6年後を見据えたジュニアアスリートの育成が大事であるということが、新聞やテレビなどで言われるようになりました。

確かに、トップアスリートの育成に当たっては、ジュニア層の育成強化が重要であるのは間違いありません。本県でも、埼玉県体育協会と連携しながら、体力・運動能力に特に優れた素質を持つ子供たちを見い出し、トップアスリートに育て上げようとする事業を実施しています。

県内の小学校4年生の中から体力・運動能力に優れた子供たち30人を「プラチナキッズ」として認定し、4年生から6年生までの3年間、トップアスリートを育成するためのプログラムです。

また、仰るとおり現代のスポーツ界では、指導者の役割がとても大事だと思います。

水泳の北島康介選手だって自分一人の力で金メダルを獲得できたのではなく、平井伯昌コーチの指導があったからこそです。トップアスリートを育成するためには、選手の才能を引き出す優秀な指導者の存在は欠かせません。

プラチナキッズたちにも、トレーニング指導を専門としている民間企業や、国立スポーツ科学センターの研究員、大学教授などから専門的な指導をしてもらっています。

医学や心理学からのアプローチも含め、科学的な視点から競技を分析し、選手たちを指導していかなければ世界と互角に戦うことは難しいと思いますので、指導者の更なるレベルアップというものが大きな課題であると認識しています。

京都とらや 古垣氏 撮影

京都とらや 古垣氏 撮影

【育成プログラム】

依田:小さい頃から特定の競技種目を徹底的に指導することが才能を開花させる早道のような考えもあるとは思いますが、諸外国では、あえて複数以上のスポーツをやらせるという風土もあると思います。 この育成プログラムは、競技種目を特化するような方向性なのでしょうか。

古垣:専門家の話では、小学校時代というのは、いろいろなスポーツ経験を通して様々な体の部位に刺激を与え、将来に向けた土台を作る時期なのだそうです。そのため、この事業では競技を特化したプログラムにはしていません。

もちろん競技に触れる時期は早い方が良いそうです。競技を固定するのではなく、同時進行で複数競技を体験しながら、それぞれの子供たちの適正に応じて中学校進学以降の競技を選択していくというシステムにしています。

特に本事業では、小・中学校で経験することが少ないホッケーやフェンシング、レスリング、馬術、ライフル射撃などの競技を体験させ、自分の可能性を見い出させています。

【県民のスポーツ取組への現状と課題】

依田:トップアスリート育成についてのお話をうかがいましたが、一方、年齢を問わず、一般の方々が生涯に渡り、スポーツに親しむ環境づくりも大切かと思います。 そのへんについて、何か取組がありましたら、教えてください。

古垣:より多くの方がスポーツ活動に参加していただくことが「元気な埼玉づくり」を進めていく上で何よりも大切なことです。

そのために、市町村やスポーツ・レクリエーション団体と協力しながら、スポーツをする機会の確保や場の拡充に取り組んでいるところです。

県では、「県民総合体育大会」や「埼玉サイクリングフェスティバル」などのスポーツイベントを開催し、県民の皆さんがスポーツに取り組んでいただく機会を提供しています。

今年のサイクリングフェスティバルは、10月5日(日)に開催します。熊谷スポーツ文化公園をスタートして、比企丘陵の緩やかな起伏を体感できる心地よいコースを設定しています。

途中のエイドステーション(休憩所)では、地元の名産品や伝統芸能のおもてなしも予定しています。現在、ホームページで参加受付中(9月5日まで)ですので、興味がある方は是非申し込んでいただければと思います。

依田:実際、県民の方々のスポーツへの取組度合いというのはどの程度なのでしょうか。

古垣:埼玉県スポーツ推進計画では「週1回以上スポーツをする20歳以上の県民の割合」を平成29年度までに60%以上にするという目標を掲げています。

目標値の60%以上に対して、徐々に向上はしていますが、昨年7月の調査では48.9%にとどまっているのが現状です。なんとかしてこの割合を上げたいと思っています。

a1020_000168_m 依田:数値が上がらない理由は何でしょうね。

古垣:調査ではスポーツをする機会がなかった理由も聞いているのですが、主に30歳から40歳代の方々から「仕事や家事、子育てに忙しくスポーツに取り組む時間が取れない」という意見が多く上がっています。

それらの方々に対しては、日常生活の中で時間がなくても気軽に実践できるスポーツ活動を紹介しています。例えば、毎日の通勤を車や電車の利用からウォーキングやサイクリングに変える「スポーツ通勤」を提案しています。

また、日常生活の中で楽しみながら体を動かす「ながらスポーツ」というものも推奨しています。お風呂でお湯をためた洗面器を使ってウエイトトレーニングをするとか、ストレッチ運動をしながら洗濯物を干してみるとか、正直言って、多少強引なアイデアもありますが、うまく時間を使って体を動かしてもらえればと思っています。何事も工夫次第です。

007 【日本スポーツマスターズ2014】

9月17日から「日本スポーツマスターズ2014埼玉大会」が開催されますが、この大会の概要と意義を教えてください。

古垣:いよいよ間近に迫ってきましたね。本県のスポーツ界にとって、今年最大のイベントとなります。

この日本スポーツマスターズは、競技志向の高いシニア世代を対象とした全国規模の総合スポーツの祭典として位置付けられています。2001年に第1回大会が宮崎県で開催され、今年の埼玉大会で14回目です。

県内の13市29会場で、サッカーやテニス、空手道など13競技が行われます。全国から8000人以上の選手、監督が参加する予定です。

埼玉大会については、ホームページやフェイスブックを開設し、最新情報をアップしていますので、そちらもご覧いただければと思います。

依田:参加される選手の皆さんは、どのような方々なのでしょうか。

古垣:シニア世代というのはおおむね35歳以上ですが、その年代まで継続的にスポーツクラブやクラブチームで競技を続けてきた人が中心となります。かつてオリンピックや国体などで活躍した方々もいらっしゃいますよ。

依田:元オリンピック選手ですか。どんな方々ですか。

古垣:またまたバレーボールの話題になってしまいますが、ロサンゼルス五輪女子銅メダルの松野佐知子選手(旧姓大谷)や、男子ではロサンゼルス五輪の下村英士選手、ソウル五輪の原修治選手が出場する予定です。

トップアスリートにとって日本スポーツマスターズは、競技人生のセカンドステージとしての役割も持った大会だととらえています。

003 依田:どんなところを見どころにしたらいいでしょうね。

古垣:「魅せてやれ! これが大人の本気の勝負だ!」が、大会のキャッチフレーズです。シニアならではの、体力勝負だけではない熟練の技や、大人の駆け引きといったものを見てほしいですね。

オリンピックや全日本で活躍したトップアスリートと、各地域で日々練習を積み重ねてきた選手が、同じ舞台で日本一をかけて戦うというのも、この大会の魅力ですので、是非とも会場に足を運んでいただければと思います。

依田:県外から多くの選手、監督が来県するということは、埼玉をPRする良い機会にもなりますね。

古垣:そうですね。日本各地から来県される方々を、心のこもったおもてなしでお迎えして、埼玉の魅力を堪能していただきたいと思っています。選手の皆さんは大人の方々ですので、かくれた酒どころ埼玉県の地酒の数々を楽しんでいただくのもいいですよね。

もう一度埼玉を訪れたいと思っていただけるような大会にしたいと考えています。

依田:ますますのご活躍を期待しています。いつか、古垣さんが撮影されたアスリートのナイスショットを見せてもらえる日を楽しみにしています。

古垣:いや、いや。もう少し技術を磨かないと・・・。

10368248_821820351162763_2545671062756358664_n 【努力の仕方は人それぞれ】

依田:結びになりますが、スポーツ振興課長として、県民の皆さん、そしてスポーツを愛する全国の皆さんへ、一言お願いします。

古垣:6月に、小・中学生を対象とした野球教室が行われたのですが、講師の衣笠祥雄さんが「努力すれば、夢を夢としてずっと持ち続けられるんだよ」と話されていたのが大変印象に残っています。

この言葉は少年野球の子供たちに向けたエールでしたが、スポーツをする人であれば、どの世代であっても、とても励みになる言葉だと思いました。

努力の仕方は人それぞれです。本格的にスポーツに取り組んでいる人は、更なる高みを目指して励んでほしいですね。

「最近運動してないなあ」という方は、あまり難しく考えないで、気楽な気持ちで、スポーツを生活の中に取り入れていただきたい。そして、夢のある人生を送っていただければと思います。

依田:今日は、貴重なお話をありがとうございました。

古垣:こちらこそ、ありがとうございました。

a1180_007655_m 【エピローグ】

取材にあたり、何度となくスポーツ振興課を訪れたが、課内はいつも活気に満ちていた。

懸案や課題も多いとは思うが、いきいきと働くエネルギーのようなものを感じたのだ。

私なりに思うに、古垣課長のもと、各職員がやりがいをもって仕事に取組めているのではないだろうか。

古垣課長は、様々な仕事を経験し、時に困難な場面があっても、一見スマートなほどに、的確な対応をしてきた人物。

職員の力を引き出すことにより、埼玉県のスポーツ振興に、より光明を見出してくれることだろう。

文末になったが、日々ご多用の中、さらには日本スポーツマスターズ開幕を目前に控えた中、こころよくご協力くださった古垣課長に、心から感謝申し上げる次第である。

(取材と文責:依田 透)