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実務型と管理型 長所を活かす

実務型と管理型 長所を活かす

清水坂
人間には、長所もあれば短所もあり。
良い部分を存分に延ばし、活用してあげればいいと思うのです。

細々とした実務が得意な人もいれば、人をまとめる才に長けた人もいる。

よくないのは、人それぞれに見合った役割を与えられないときです。

実務型の人は、担当者あるいはスタッフ職として、自分のスキルを発揮すれば益になりますが、何を間違ってか、実務で成果を上げたからといって、要職に就かせてはいけません。

求められる資質が、まったく別物だからです。

昔風な言い方をすれば、実務型は才子。
トップにいるべき人は君子。

トップに求められる必須の要素は、決して実務能力ではなく、肝力であると、私はかねがね思っています。
度量、器量と呼んでもいいでしょう。

さらに大切なのは、トップを支えるためのナンバー2の人選です。
トップとナンバー2の組合せがベストフィットしたとき、組織は強固なものになる。

かの新選組が、一時期とはいえど、少人数で恐るべき組織力を発揮できたのは、トップに近藤という器量人がいて、その陰にナンバー2たる土方が備えていたからでありましょう。

土方という人は、よくよく組織の何たるか?が分かっていて、主だったポストに誰を就けるか?を計算し尽くし、地図を描いた。

ナンバー2とは、ある意味、実務型と管理型双方の要素を兼ね合わせ、汚れ役も出来るタイプでなければ務まらないポストだと言ってもいいかもしれません。

トップたるものは、人選を誤ることなくナンバー2を選び、実務型にはそれ相応の職を与える。

現代の不幸は、実務に長けた人物を主要なポストへと昇進させるケースが多いこと。
こういった人事が続いていけば、やがてその組織は衰退し、悪くすれば崩壊することでしょう。

人を用いるとは、実に奥深くして、重要なことですね。
一つの亀裂が、やがてすべてを侵食する。
そんなことにならないよう、人を用いる際には、よくよく思慮深く決めるべきでありましょう。

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