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うつは治る 焦らず時間をかけよう

うつは治る 焦らず時間をかけよう


コスモス
教職員の精神疾患が多数にのぼり、手をこまねいている時ではないと、この場で訴えてきました。
「学校」に求められるものが、範囲的にも広く、密度も濃くなっているという現状もあるし、昨今の学校環境の変化も大きな理由であると言えるでしょう。

とにかく、先生にとって難しい時代になったものです。

これまでも何度となく取り上げて来たように、精神疾患の予防、順調な回復は、管理職の対応、知識、度量に負うところが大きい。
常日頃、よくよく学んでおくべきだと考えるところです。

さて、それを踏まえた上で、「うつ」に関わることについて、いくつかのポイントをあげてみたいと思います。

〇心が弱い人がなるわけではないと知る
うつなど、精神疾患にかかると、「自分は何て弱いんだ」と、心、気力の弱さを苦にすることがほとんどですが、決してそうではありません。
「心の病」と、やんわり書いてしまうこともありますが、実は脳に必要な物質等のバランスが崩れることにより起こるもので、躰の命令系統である脳の健康が損なわれているのですから、気力だけで、どうこうなるものではありません。

※逆に言えば、その脳の働きを戻してあげれば、必ず治るということ。

〇うつを誘発しやすいとされる主な要因をいくつかあげますと・・・・。
・過度なストレス
・不規則な生活(過労等による睡眠不足など)
・環境の変化等々

〇うつの際に現れやすい症状
・不安感
・不眠(過度に早い時間に目が覚めてしまうことを含む。)
・被害妄想
・物音への過敏な反応
・徘徊
・自殺願望
・集中力が維持できない
・動作が遅くなる
・倦怠感(お風呂や歯磨きなどの日常生活も辛くなる。)
・食欲減退
・浪費
・頭痛など躰の痛み等々

〇治療と回復への道
・上記のような症状が、継続的に起こっている場合は、専門医の治療を受けることが大切です。
・焦らず時間をかける(急いではいけない。)
・仕事に復帰する場合は、そのタイミングを間違えない。
※回復する前に焦って復帰すると、かえって症状を悪化させる場合もある。
・早寝・早起きにつとめ、なるべく食事も規則的に取る。
・朝の太陽を浴び、風にあたり、可能なら散歩など、躰を動かしてみる。

うつは苦しいものです。
言葉では表現できないほどに。

多くの人は、自分を責め、「周囲に迷惑をかけている」と、強く思ってしまうことから、仕事を辞めることや、最悪の場合、死の選択をしようとします。

重要な決断は先延ばしにすることも必要だということを忘れずにおきましょう。
そして、時間をかけて療養することと、医師の治療により、必ず治るということを信じること。

特に、はじめてうつになった人の場合は、「もうダメだ」と、絶望的になってしまいます。
大丈夫ですよ。
今は、時間がちょっとだけ必要なだけなのです。

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