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読み聞かせの効用と思い出

読み聞かせの効用と思い出

絵本のある空間
現代病の一つと言ってもいいと思うのですが、昼夜が逆転してしまっている人々が増加しています。
一昔前であれば、深夜といえば、することと言えば寝ることくらいだったわけですが、ネット時代が到来し、SNSなどを覗けば、24時間、誰かが起きている・・・。

夜明け、日没を感じる力が、著しく衰えたと表現してもよいかと思います。

問題なのは、発育期にある幼少の時代から、こういった生活習慣が身についてしまうことです。

ベッドに入ってもスマホを手放せず、暗い部屋でディスプレイの光を受け続けるものだから、いざ寝よう!と思っても、入眠できない・・・。

以前、「子供が寝なくて困っている人へ、どういうアドバイスが考えられるか?」という課題を話し合う場がありました。
その際、学校現場へ赴き、保護者の皆さんへアドバイスしているという方から、こんなご意見をいただきました。

「布団に入って、お母さんが読み聞かせをしてあげると、睡眠に入りやすいですよ」と。

「読み聞かせ」といえば、乳幼児から小学生くらいの間に行う情操教育とされていますが、睡眠にも入りやすいと聞き、はたと思い出すことがありました。

私が幼い頃、親戚の家にあずけられ、どうしても眠れなかったとき、叔母さんがそっと声をかけてくれて、絵本を読んでくれたのです。
その時の光景は、いまだに映像として覚えているし、優しかった声も忘れていません。

おそらく、それくらい嬉しかったから、記憶の中から消えずに来たのでしょう。

物語には、わくわく感があり、心が安らかになる要素があるし、それを伝えてくれる身近な人の「声」というものは、限りない安心感を与えます。

大人からすれば、たかが絵本の読み聞かせ・・・・。
ただし、実際に私のように、生涯忘れ得ぬ思い出として抱き続けている人間もいる。

デジタル時代にあって、添い寝して絵本を読んで聞かせる。
今こそ、思い出したい古き良き習慣ですね。

ぜひ、やってみてください。

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