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除雪車ペアレントの悲劇

除雪車ペアレントの悲劇


除雪車ペアレント
保護者との関係で、厳しい状況に追い込まれる先生が少なくありません。
そのことが原因で、うつなどの精神疾患に追い込まれる事例もたくさんあるのが事実。

ドラマでも、モンスターペアレントの存在を題材にしたものがありましたが、事実は小説より奇なり・・・で、学校現場で起こっていることは、実に厳しいものがあります。

尾木ママこと、尾木直樹さんが、先日とあるテレビ番組で、最近は、「除雪車ペアレント」というものがある、という話をされていました。

除雪車ペアレントとは、その名のとおり、子供達が進んでいくべき道にある障がいを親が取り去っていくというものです。

これには、正直、危機感さえ抱きます。
何より、一番の被害者は、子供になってしまうのではないでしょうか。

発達段階では、ある程度の負荷をかけ、それを自分の力で乗り越えていくという力を身を持って体験しないといけません。
そうでなければ、成人し、社会の荒波へと出ていったとき、座礁してしまいます。

存分にもがきたまえ・・・・とは、浦和高校の教育方針ですが、ここでは、溺れそうになったときは必ず助ける!というセキュリティーネットも、しっかり用意しています。

人間が、健全な躰をつくるには、ある程度の悪環境をも経験しておくことが必要です。
病気を防ぐために、ワクチンを接種することにも似ていることでしょう。

親が除雪車となって、子供が何事もなくスムーズに歩いていけることは、目先だけを考えれば、一時の現象改善には役立つでしょう。
しかし、人間は、やがて大人となり、自分の力で切り拓いていかなければならない。
そのとき、どれだけの自立心を抱けるか?

長い視点で、子供にとって本当に必要なものは何か?をよくよく考えていきたいものです。

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