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子供のネット問題へ乗り出す自治体 鳥取県が条例改正

子供のネット問題へ乗り出す自治体 鳥取県が条例改正

親子
子供とネットの問題については、これまでも何度か述べてきましたが、特にスマホやゲーム機、音楽機器を介してのトラブルが増加しています。
なぜか?
親の目が届かない場所で、いつでも使えてしまうからです。

子供とネットのトラブルといえば、「被害から守る」ということを思い浮かべる方々がほとんどだと思います。
しかし、実は「加害者になっている」という事実もたくさんあるのです。

読売新聞が記事にしているところによれば、このたび鳥取県が、この問題に取組むため、青少年健全育成条例を改正したそうです。
この条例改正のポイントを大きく2つに分けると・・・
〇子供のネット利用に関して、保護者に適切な管理を求める。
〇携帯ゲームなどの販売業者に、ネットの危険性を説明することを義務づける。
といった点があげられます。

同誌の記事によれば、子供をネット問題から守るには、「ペアレンタルコントロールが重要である」としていますが、さて、果たして日本人のどれだけの人々が、この言葉を知っているのでしょうか?

実は、海外ではよく知られていることなのですが、悲しいかな日本では、その理念、必要性が、ほとんど議論されてきませんでした。

ペアレンタルコントロールとは、子供がネットを利用するにあたり、親が、注意、見守り、指導をするということで、なぜそれが必要なのかといえば、子供にはネットを適切に利用する能力が、まだ備わっていないからです。

ネットは、現代社会にとって、不可欠なものとなっていますが、良い使い方をすれば限りない発展性があるものの、快楽に溺れる使い方がされているのが実情。
この快楽は、強い中毒性を持っています。

こういった中毒状態になることを回避するには、判断力、自制力、責任能力が不可欠であり、子供には、この3つの能力が備わっていないという考えから、ペアレンタルコントロールの重要性が叫ばれているのです。

以前も書きましたが、日本の場合は、ネットに関する扱いが諸外国と比べると腰がひけており、外国ならば、明らかに「中毒」とされ、要治療、要入院となるケースでも、「依存」という言葉で、事態の深刻性を正面から捉えてこなかった実情があります。

子供にスマホやゲーム端末を買い与える際の義務規程は、鳥取の他、似たような形で埼玉でも条例が定められています。
しかし、それを正しく機能させるのは、保護者の意識以外の何ものでもありません。

理性的なIT、ネットの使い方を学ばせる。
一方で、快楽的使用を抑える。

子供を現代に散乱する誘惑から守るためには、まず保護者の意識向上を啓発していく必要があるのです。

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