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うつ状態になった職員を救う責任

うつ状態になった職員を救う責任


コスモスと木
これまで何度も触れてきたように、今や教職員の精神疾患は、放置しておけない状況にあります。
本人の問題・・・として捉えているだけでは、事態は改善しないし、組織、管理者としての対策を講じる必要があるのです。

そうでなければ、今後ますます事態は悪化していくと考えられます。
それだけ、現代の学校に対する期待、要望が多岐に渡り、保護者との間における関係性も難しくなっていると言えるでしょう。
さらに、児童、生徒との関係も、一昔前とはまったく異なる状況にあることも事実。

うつ状態になる。
これは、いつ誰がなってもおかしくない。
「うちの職場は大丈夫」という考えは安直だし、常に職場環境に配慮し、職員の健康状態に留意するのは、管理者の責任だと言ってもいいでしょう。

「まさか自分がうつになるとは思わなかった」
というケースは、星の数ほどあります。

管理者とは、学校でいえば、校長など管理職、そして教育委員会。
特に、人事に携わる者は、メンタルヘルスに関しての知識を身に付け、日頃からしっかりと学んでおくことが必須です。

ここで一つ警鐘を鳴らしたいのは、いわゆる「セオリー」と呼ばれている対応、分かり易く言えば、マニュアル通りに対処することが、必ずしも正解ではないということです。

精神疾患の職員には、それぞれ千差万別の症状があり、原因も様々です。
適切な接し方は、応用問題だということですね。

分かり易い一例をあげれば、職員が精神疾患により休養に入った場合、人事担当者が、こんなことを言うケースがあります。
「本人と定期的に連絡を取って、声をかけてあげてくださいね。お医者さんとも会って話を聞いてください・・・・」

この対応は、一見正しそうで、実はリスクが高い。
このことで、職員の体調を更に悪化させてしまうことも十分にあり得ます。

教職員の精神疾患。
その予防と回復。
これをしっかり認識し、常に対応できるだけの素養を管理的立場にある人々は、真摯に学ぶ必要があるのです。

「うちの職場は関係ない」
そんな認識でいたならば、いざというとき、十中八九対応を誤り、尊い人材を失うことになることでしょう。

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