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親の学習について 雑感

親の学習について 雑感

紅茶
昨日は、早稲田大学 人間科学技術院の嶋田洋徳教授のお話を伺ってきました。

嶋田さんは、行動臨床心理学、認知行動療法を専門とされている方で、臨床心理士としてもカウンセリング等を行っておられます。
その中で、「認知行動療法」は、うつ病にも効果があることが分かり、現在ではこの治療は、保険適用になっているそうです。

今回、嶋田さんからお話を伺った内容は、「親の学習」について。
ご存知の方々もいらっしゃると思いますが、親の学習は、保護者のみならず、中高生を対象とした「親になるための学習」も含まれています。

いわゆる「家庭教育」の領域に入るものだと思っていただければよいでしょう。

よく言われるのは、子供を育てるには3つの場所があるということ。
「学校」、「地域」、そして「家庭」です。

昨今は、学校へ求めるものが広く、重くなっていると実感します。
たとえば、子供のしつけ。
現代は、それさえも学校の責任とする風潮があります。

もちろん、学校生活の中でも、そういったことを学んでいきますが、肝心なのは家庭です。
いくら学校が教えても、本丸である家庭が、それを壊していってしまう・・・・という例が多発しています。

そこで、家庭の教育力を向上させる取組が多々行われていますが、「親の学習」も、その一つです。

特徴的なのは、かの郵政民営化と同じ時期に、「家庭の責任」が、法的に明記されたこと。
これは、家庭崩壊など、深刻な問題が拡張の一途を辿る現状への危機感もあったがゆえでしょう。

たとえば、成長に必須な食事。
朝ご飯は、こういったメニューで!とか、睡眠は規則正しく・・・・とか。

ここで、注意したいのは、現実問題として、毎日、毎日、完璧な食事を用意するのは、親にとっても、かなりの負担になるということです。

そこで、嶋田教授は言います。
「長続きするコツを考えていくことが有用」だと。

たとえば、今日は理想の朝食は無理だけど、ここまでなら出来るとか・・・。
そんな日があってもいいということ。

一歩ずつステージ(階段)を昇っていければいいのだという意見は、現実をよく見た上での見解かと思います。

何かを学び、それを実践する際には、言われたとおりにやらなくては!
という思いに駆られがちです。

しかし、それぞれが置かれた環境の中で、まずはここまでやってみよう、という気持ちになってもらうことが重要だということ。

完璧を求めるあまり、家庭から笑顔が消えてしまっては、本末転倒ですからね。

一歩ずつ、少しずつ、幸せな家庭をつくる階段を歩んでいきましょう。

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