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抱え込まない 心の荷物を軽くすること

抱え込まない 心の荷物を軽くすること


和風の家
今日の埼玉は、ちょっと信じ難い暑さです。
きっと、皆さんのお住まいでも、猛暑でしょうね。
水分補給をして、ご自愛ください。

さて、好き嫌いの問題ですが、私は、徳川家康という人が、それほど好きではありません。
しかし、戦乱の世を生き抜いただけに、残した言葉や政の奥深さには、目を見張ることがあります。

たとえば、260年間も続いた幕府の仕組みを構築した知恵は、恐るべきもの。
代表的な例をひとつ上げれば、幕閣の中枢(老中など)を任せる人物には、大きな領地を与えなかった。
逆に、大きな領地(大藩)を持つ者には、幕政の権力を与えなかった。

権限と財産を明確に分離させていたんですね。

前置きが長くなりました。
その家康の言葉に、こういうものがあります。

「人の一生は重き荷を背負いて遠き道を行くがごとし いそぐべからず 不自由を常とおもへば不足なし」

深いな~と感じます。

さて、今回は、家康が言っていることは真理だとして、逆のことを書きたいと思っています。

人間、生きている間には、たくさんの荷物を背負い込みます。
責任感のある人ほど、重い荷物を抱えていると言っていいでしょう。

しかし、あえて言いたいのは、荷物はなるべく少なくして、自分を自由にする大切さです。

親であれば、子供のことを第一に考えますが、「我が子こそすべて」という感覚で日々を過ごしてしまうと、自分自身の人生を疲弊させてしまいます。
子供も一人の人間です。いつかは巣立ち、自分自身で生きていかなければならない。

また、学校の教師であれば、すべての児童・生徒の人生を背負い込むことはできません。
それでは、身がもちません。
さらに、彼等も、必ず自分自身の力で、世の中を歩んでいかなければならない。

親、教師。
大切なものを守る必要はありますが、あまりに多くを抱え込んでしまうと、共倒れになってしまいます。
これは最悪の事態です。

実際、病を持った家族に寄り添うあまり、一家すべてが病んでしまうということもあります。

「何かのときは、救い船を出す。だから自分で泳いでみなさい」
という気持ちも必要だと思うのです。

人の一生は、自分自身でしか生きようがありません。
そのすべてを替わって抱え込むことが、かえって良くない結果をもたらす場合が多い。

心の荷物を軽くする。
余力を残し、自分自身が元気でいることが、何よりも「いざ」というときの防波堤になるのではないでしょうか。

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