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「忘れる」という人間の能力

「忘れる」という人間の能力


竹林
竹林を風が抜け、ザワザワっと音が起こるとき。
私は幼少時代の自分を思い出します。

結構長い間、私は祖父母の家で過ごした時期があったのですが、その裏庭には竹林があったのです。

映像のように蘇る瞬間に、自分のいた時間を思い出すわけですが、もちろん普段は心に去来することはありません。

記憶の断片として、躰のどこかに残っているとはしても、忘れているのです。

「忘れる」。
これは、人間に与えられた尊い能力だと、私は思っています。

受験とか入社試験とか・・・、「記憶力」を求められることは多いし、誰もが欲しがる能力であることでしょう。

しかし、「忘却力」がなければ、人生はあまりに重たいものになってしまいます。

とっても辛いこと、あまりにも悲しいこと。
もう立ち直れないと思う時もあることでしょう。

しかし、時間は優しいものです。
ある期間は、悩みに悩んだとしても、すーっと記憶の外へと消えていきます。

それは、何もかも抱え込まないということにも通じるでしょう。
一日が終わり、寝床に入る。
そして朝を迎える。

この繰り返しの中で、記憶を洗い流し・・・忘れる。
何とも素晴らしい能力ではありませんか。

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