講演,研修の講師,カフェ・ミーティング 埼玉教育サポートセンター

スマホの怖さ インターネットデビューにおける日本人の不幸

スマホの怖さ インターネットデビューにおける日本人の不幸


朝顔
昨日、一昨日と、群馬大学、下田博次名誉教授のお話を伺ってきました。

下田さんは、社会情報学の第一人者であり、インターネットの理解を深めると共に、「スマホ」を子供に持たせることによる危機を語っておられます。

青少年の健全育成の面からも、興味深いお話でありました。

まず初めに大切なのは、「インターネット Webとは何なのか?」を知るところから始まるわけですが、インターネットには知的で発展性のある使い方がある一方、「快楽的」な使い方に陥る危険があるという現実を理解する必要があります。

下田さんは、インターネットデビューにおける「日本人の不幸」として、はじまりが携帯、スマホであることを指摘されます。
パソコンであれば、置き場所等により、家族の監視ができますが、ポケットに入るスマホならば、いつ、どこででもネットの世界へ入り込んでいけるわけです。

当然、家族の知らぬ間に・・・という事態が生じます。

ガラケーとスマホの大きな違いは、「フィルタリング」にあります。
ガラケーの場合は、少年達に使わせる場合、フィルタリングをかけることが義務付けられていましたが、法整備がなされておらず、スマホにはフィルタリングがかかっていません。

また、申出によりフィルタリングをかけたとしても、WiFiを経由したアクセスをすると無効になってしまう・・・。

悪意のあるアプリが、日々増殖していることも指摘されます。

現実問題として、大ブームになっているLINEの使用がきっかけで、殺人や自殺も起きている。
これは、正しい使い方を理解しないままに、スマホを使っているという現実が引き起こす悲劇です。

現在の日本では、ネット中毒にならないよう助言する取組はあるものの、ネット中毒になってしまった人々を救済する組織や仕組みが皆無に等しく、この部分では世界の最後進国という状況。

大切なのは、「スマホを我が子に持たせようか?」と考える前に、保護者が理解を深め、子供に対して毅然としたルール(契約)を示すことです。

ここで、非常に問題なのは、スマホを持たせ始める年齢が、年々早くなっていることです。
たとえば、幼稚園児に持たせる・・・とか。

IT推進をうたい、今後もスマホをはじめとしたネットワーク機器は、社会に広まっていくことでしょう。
我が子を被害者にも加害者にもしないために、まず親が、インターネット、スマホとは何なのか?をしっかり理解する必要性が強く求められています。

このエントリーをはてなブックマークに追加

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。