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一粒の米を二つに割いても

一粒の米を二つに割いても


力強い松
リーダーとは孤独なものだ、と思うときがあります。

不運や厄災が落ちてきたとき、自分の心を奮い立たせ、周囲の皆を落ち着かせ、安心させなければなりません。

幕末の時代に遡ると、東軍が東北諸藩に猛攻撃をしかけ、次々に落城させていきました。

ある越後の藩では、戊辰戦争の中でも際立った激戦となり、互いに多くの被害者を出す中、ついに落城を迎えてしまいます。

逃げ惑う民たち。

ある女将が、藩政責任者の姿を見つけて、こう言ったそうです。
「今日の有様は何事ですか」

すると、その責任者(家老)は、何度も何度も「一粒の米を二つに割いても」と繰り返し叫びながら、こう言ったそうです。
「一粒の米を二つに割いても、喰はさずにはおかぬぞ、安心しろ」

おそらくは、多くの民は、もう限界だと分かっていたことでしょう。
しかし、リーダーが強い意志を示すことにより、おそらくは覚悟もでき、騒ぎは収まっていったのではないでしょうか。

度量という言葉がありますが、普段は小心者だっていい。
それだけ注意深いということですから。

ここぞ!という大場面のとき、魂を振り絞れるか?
ここが大切ですね。

日頃、気の小さい奴・・・と呼ばれている人が、いざ大難題に遭遇すると、腹が据わり、堂々たるパワーを発揮することだってある。
リーダーシップとは、本当に奥深い。

一粒の米を二つに割いても
この言葉を思い出すたび、リーダーとは何か?を思うのです。

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