講演,研修の講師,カフェ・ミーティング 埼玉教育サポートセンター

教育委員会制度を違う視点で見てみよう

教育委員会制度を違う視点で見てみよう


綺麗な花
教育委員会制度をどうするか?
国会等でも議論され、報道も多数されていることもあり、私なりの考えをこれまで何度か述べてきました。

今は、首長と教育長、あるいは教育委員の権限をどうするか?
どうしたらリーダーシップを発揮できるか?
という論点が強いと感じます。

報道も必然、そういう視点で書くわけですが、私はその前に、まず根本に戻り、どういった趣旨、考えで教育委員会制度がつくられたのか?を今一度よく考える必要があると思っています。

要するに、教育委員会を設立した意図、根本的考え方を大きく変えるのか?どうか?を広くみんなで意見交換する必要性を実感するのです。

そもそも、教育委員会制度は、権力を集中させないようにという発想から作られたものだと、私は考えています。
(その善し悪しは、また別の議論です。)

その証をいくつかの例でご説明します。

まず、行政には権力的なものからサービス的なものまで、実に幅広い分野がありますが、あえて権限におけるメインテーマをセレクトすれば、次の3つになると思います。
1 予算執行
2 議会との関係
3 人事

さて、教育委員会は、執行機関として、上記の3つを行使できるでしょうか?
1 予算執行はできない。(首長の権限)
2 議案発案権がない。
3 主な人事は、そのほとんどにおいて、人事委員会の承認がなければできない。

という具合で、教育委員会には、行政の権限ビッグ3が、すべて付与されていないのです。

長々と述べてきましたが、教育委員会とは、権力を持たないように、特定の人物に集中しないようにという発想から作られています。
まず、その基本理念を変更したほうがいいのか?しないほうがいいのか?をよくよく議論し、その上で、首長と教育長及び教育委員の関係をどうするか?を考えていくべきでありましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加

« »

コメントを残す