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どこかに希望はあると教えてくれる藤沢周平さんワールド

どこかに希望はあると教えてくれる藤沢周平さんワールド


藤沢周平
藤沢周平さんといえば、「蝉しぐれ」などのヒットにより、根強いファンをもつ時代作家のひとりです。

藤沢さんが描く主人公は、どちらかといえば陰であったり、恵まれない境遇であったり、或る過去を抱えていたりという設定が多い。

海坂藩という架空の藩がよく出てきますが、ここには厳しい自然に耐える東北の情景が浮かんできます。

陰と書きましたが、藤沢さんはその中にも、必ずどこかに光を用意しています。
どんな人間にも、必ずや希望につながる道があるという救いを忘れないのが、藤沢人気の大きな要素だと、私は思っています。

藤沢周平作品といえば、大人が読む本、それも人生経験を積んだ大人向けの作品というイメージがありますが、私はぜひ青年あるいは少年にも手に取ってもらいたいと思うわけです。

何らかのネガティブな過去があっても、今は恵まれない境遇でも、才能を活かす道がなくても、強くしなやかに生きる人間模様、そして先に見える道。

たかが時代物と言うなかれ。
生きる勇気を与えてくれます。
それが、静かに流れていくゆえに、胸に染み込んでくるのです。

人物、風景、そして食材の描写など、そこには果てしない人間洞察の妙が詰まっています。

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