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美術館・博物館にも物語を

美術館・博物館にも物語を


休憩椅子
美術館、博物館といえば、良質な文化に触れ、周辺を歩き、お茶を飲みという楽しみ方があります。
いい美術館や博物館は、鑑賞を終えた帰り道に、「よかった」という思いにさせてくれますよね。

これらの文化施設は、いろいろな役割を担っています。
最も身近なものは展示だし、その他にも体験コーナー、図書室、収蔵庫の管理、調査・研究、教育・学校支援などなども実施しています。

今回は、展示について若干ふれてみたいと思います。

多くの方々は、お目当ての展示物を目的に足を運ぶと思うのですが、メインの展示物をエースだとすれば、それを取り囲むチームメイトがたくさんいます。

よい美術館、博物館かどうか?を簡単に見分けるには、展示室までの導線、展示室へ入ってからの導線がしっかりしているか?を見てみればよいでしょう。

導線がしっかりしており、お客さんの目線まで計算に入れた展示の仕方をしていれば、その展示はよく練られたものだといってよいと思います。

いくら素晴らしい作品、展示品があふれるほどに沢山あっても、その配置に何の工夫もなければ、展示としては成り立ちません。

簡単に申し上げると、展示室あるいは館内を通して「一貫した物語」が繰り広げられているか?が、よい展示とそうでない展示の大きな分かれ目です。

昨今、財政難の時代となり、新しい作品等を購入することは、非常に難しくなっています。
ゆえに、他館あるいは外国から借りてきて、それをアレンジする展示が増えているわけですが、これこそ、見せ方、並べ方といった物語性という生命をいかに注入できるか?
ここにすべてがかかっているといっていいでしょう。

そして、その点をチェックすれば、良い美術館、博物館であるかは、ほぼ分かってしまうというものです。

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