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複合化する教師の悩み

複合化する教師の悩み


ある桜
年間5千人ほどもいるという教職員の精神疾患による病気休職。
一昔前の学校とは、環境も大きく変化し、社会から求められる役割も多様になってきました。

先生が心を病む主な原因は、いくつかあり、また悩みが複合して、自分がどうしたらよいのか?と思いつめてしまうケースも多い。

いつも一生懸命、元気にがんばっていた先生が、ある日から休みだしたという例はたくさんあるし、外からは分からなかっただけで、毎日眠れぬ日々を過ごしていたということ。

教師という職業は、一種独特の環境に包まれています。
大勢の人々と接するにも関わらず、行動範囲が限られ、いわゆる外気を吸う時間がほとんどない。

よって、一度その空気に馴染めなくなると、逃げ場を見つけようにも、フェンスを乗り越えて出てゆくわけにも行かず、ストレスは自分の中へ中へと染み込んできます。

「先生」としてあらねばならぬ児童・生徒との関係。
PTA、保護者との関係。
校長、教頭、教務主任、学年主任等との関係。

どれもが困難を増している時代となっています。

また、中学、高校の場合は、意外にも部活動が教師の重荷になっていることもある。
特に運動部はそうです。

ベテランの先生達は、よほどそのスポーツが好きでない限り、運動部の顧問になることを避けるようにし、「若いから君がいいよ」的な話も実際に多く存在します。

望まずして運動部の顧問となり、しかも一人っきりでやっていく場合は、孤独感もあるし、対外試合など、休日返上も多くなり、常に学校管理下にいる自分を思うたび、心が疲れていきます。

ここまで書いてきたことは一例で、教職員を心の病へ連れていってしまう要因は多様です。
そこにある問題を一つひとつクリアして、少しでも安心して働けるよう環境を改善していかなければ、病気休職者5千人という数字は、これからも続いていくことでしょう。

疲れ切ってしまった先生達には、学校とは関係のない世界、違うコミュニティーの中にいる人との穏やかで建設的な話をする場所が必須です。
私の使命は、まさにそこにあると考えています。

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