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教育委員会制度とは

教育委員会制度とは


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今回は、ちょっぴりかたい話で恐縮です。
いま、「教育委員会制度」について、ニュースなどで話題になっているので、少しだけ触れてみたいと思います。

論点を見ると・・・
「教育委員会を首長の権限下に置く」
「中立性を保つため独立した機関であるべき」
という意見が、議論の軸になっていると思います。


教育委員会を首長(知事や市町村長)の管轄下に置くという意見は、実は結構昔からありました。
当然、それに反対する主張もずっとあるわけで。

私は、物事を判断する場合、特にそれが変革を伴うときには、ただ単に広く意見を求めれば、よいアイディアが出るとは思っていません。
しかし、この教育委員会の在り方については、よく時間をかけて、幅広い意見を聞いたほうがいいと考えています。

ひとつだけ、私が思うところを書かせていただくとすれば、教育委員会制度自体が悪いのではなく、実質的に「教育委員会が機能していない」ケースが多いと言ったほうが正確だと思っています。
何故か?
いろいろな要因はありますが、ひとつ大きなポイントをあげると、「予算執行権が教育委員会にはない」のです。

分かりやすく例をあげると、学校で使うコピー用紙を購入することさえ、教育委員会の権限としてはできない・・・ということ。
学校に勤める教職員は、予算執行の事務をするときには、首長の部下として仕事をしていることになります。

教育は金がすべてではない。
そうかもしれません。
しかし、現実に、予算がなければ幾多の施設を維持し、事業を遂行することは不可能です。

ここで、予算執行権をもつ首長と教育委員会には、ある意味上下関係が発生することになります。
それでも教育委員会の独自性を保ち、斬新な施策を打ち出せるところがあるならば、それはよほど教育長なりが首長と対等にやりあえる大物である必要が。

教育委員会制度は、いろいろな面から鑑みて、見直すべきところ、守るべきところを抱えています。
願わくば、各界、各年齢層の人たちが多く意見を交わし、答えを導ければいいですね。
そのためには、さて教育委員会とは何?ということを知っておくことは大切かと思い、ちょっとだけ触れた次第です。

よりベターな道を生み出す環境が整うことを願って。

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